きたる2020年、東京で開催されることが決定しているオリンピック。少しずつですが日本中がオリンピックモードにはいってきているのを感じます。
4年に一度のスポーツの祭典ということで、開催される時期は多いに盛り上がりますよね。選手たちの一生懸命な姿に毎回とても感動します。
さて、そんなオリンピックは私たちが生まれるずっと前から行われているということは、ご存知の方が多いかもしれません。そこで今回は、オリンピックの歴史やなぜ生まれたのかなどその起源を具体的に調べていこうと思います。
世界で初めてのオリンピック
古代オリンピック
オリンピックには近代オリンピックと、古代オリンピックというものが存在します。現在4年に1度開催されているものは近代オリンピックです。
その前身となったものが古代オリンピックであり、これはなんと紀元前9世紀ごろから行われていたといわれています。そしてこの古代オリンピックは、現代のような世界中を一つに繋ぐスポーツの祭典ではなく、ゼウス神のために捧げられた宗教的な行事でした。
古代オリンピックでも陸上競技や各種スポーツが行われていましたが、その目的が現在のオリンピックとは異なるものだったんですね。
当時はこのオリンピックの期間は戦争を中断してまで、開催をしていたということでこれを「聖なる休戦」と呼んでいたそうです。当時の人々にとって最も神聖な行事だったのかもしれませんね。
そして時を経てギリシャがローマ帝国に支配されたことによりこの古代オリンピックは、西暦393年に終焉します。
近代オリンピック
古代オリンピックが終焉してから1500年の時を経て、現在の4年に1度開催されている近代オリンピックが1896年にギリシャのアテネで開催されます。
この第一回目のオリンピックでは男子だけが参加を許されていました。競技は陸上、水泳、体操、レスリング、フェンシング、射撃、自転車、テニスの8競技43種目です。初めは今と比べると大分競技の数が少なかったんですね。
こうして1896年から現在に至るまで、開催地を世界中に広げ、競技も増えながらオリンピックは受け継がれていきます。
日本のオリンピックへの参加
さて、そんな古い歴史のあるオリンピックですが、日本が参加し始めたのは開催されてからしばらくしてからことになります。日本がオリンピックに初めて参加したのは、1912年のストックホルム大会です。
これはフランスのクーベルタン男爵と、日本人で初めてのオリンピック委員であった嘉納治五郎の働きかけにより実現しました。
そして日本人で初めてのメダルを獲得した選手が男子テニスシングルの熊谷一屋弥選手と、男子テニスダブルスの熊谷一弥選手・柏尾誠一郎選手のペアです。どちらも銀メダルを獲得し、日本で初めてのメダリストとなりました。
日本人もはじめは男子しか参加しておりませんでしたが、1928年アムステルダム大会から女子も参加するようになりました。
まとめ
はじめは競技数も少なく、男子しか参加することのできなかったオリンピックですが、現在では男女関係なく参加でき、多くの種目が実施され世界一大イベントとなりました。
今でこそ日本人はオリンピックに参加すればメダルラッシュとなっていますが、昔はそういうわけではありませんでした。メダルを獲得できることは当たり前のことではなく、本当に選手たちの努力の賜物なのだなと改めて実感します。
コメント
最初のオリンピックは1896年開催ですよ
お忙しい中、目をお通しいただき誠にありがとうございます。
ふっつうに間違えてますね…お恥ずかしい限りです…
修正いたしました!ご指摘ありがとうございます!