親しみ深いマラソンの起源やその語源!余りに長いウィニングラン!?

おそらく人生で一度は経験するであろうマラソン。

今の時代は変わってきているかもしれませんが、昔は真冬の極寒のなかで半そで半ズボンの体操服を身にまとい、グラウンドを走っていた思い出がある方も多いのではないでしょうか。

また、東京フルマラソンなど毎年大いに盛り上がりますよね。健康のためにジョギングに励んだり、大会に参加するランナーも増えてきました。マラソンは私たちにとって身近なスポーツの一つですね。

さて、ではマラソンはいつからスポーツとして競技されるようになったのでしょうか。今回はそんなマラソンの歴史について調べていこうと思います。

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マラソンの起源

マラソンの語源

マラソンの起源は、なんと紀元前450年頃にまで遡ります。

紀元前450年頃、「マラトンの戦い」というギリシャ軍とペルシャ軍の戦いが起こりました。その際に、ペルシャ軍はギリシャ軍に勝つために現在のアテネにあたる「マラトン」に上陸しました。しかし、それを迎え撃ったギリシャ軍に敗北してしまいます。

そしてギリシャ軍の一人が、この勝利をマラトンからアテネイという場所に伝えるために、ひたすら懸命に走りました。そして勝利を伝えると間もなくその場で息絶えてしまいました。このことがマラソンの語源であると言われています。

マラトンという場所から長い距離を走り抜けゴール(勝利を伝えた)したことからマラソンという言葉が生まれたのですね。

マラソン競技中の男女集団

マラソンの歴史

マラソンが初めて競技となったのは、1896年のアテネオリンピックです。ちなみにこのオリンピックは最も古い近代オリンピックです。

その際の競技内容は、先に述べたマラソンの語源に基づいて、実際にマラトンからアテネオリンピックの競技場まで走って競争するというものでした。

マラソンはその後世界中に広がっていき、様々な大会が開かれるようになりました。そして1972年から、アテネクラシックマラソンが開催されるようになります。

実はこの大会もマラトンからスタートするのですが、マラトンから競技場までの距離が42.195㎞なんです。なんだか聞き覚えのある数字ですよね。

そう、フルマラソンの距離です。

フルマラソンといえば42.195㎞ですが、これは昔からそうだったのではなく、1924年に行われた第8回目のオリンピックから正式にこの距離で競技するようになりました。それまでは毎年バラバラの距離で競っていたんです。

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女子は隠れて参戦していた?

第1回目のオリンピックは男子しか参加することができませんでした。これはマラソンにおいても例外ではありません。

しかし当時、主催者に隠れて同じコースを走っていた女性ランナーがいたそうです。1966年に行われたボストンマラソンの際にも、隠れて同じコースを走る女性ランナーが多く存在しました。

こうした動きもあり、1972年から初めて女子がマラソンの競技に参加できるようになりました。昔は女性が長距離を走り切るのは不可能だと思われていましたが、そんなことはありませんでした。

実際に、現在も多くの優秀な女性ランナーがたくさんいますもんね。

マラソンまとめ

マラソンという言葉はギリシャのマラトンから来ていました。語源がギリシャであり、初めて競技されたのもギリシャでした。マラソンはギリシャ発祥といっても過言ではないでしょう。

近代オリンピックでは女子選手はまさかのお忍び参加だったとは面白いですね!そうしてでも競技として参加したくなる楽しさもマラソンにはあるんですね。

こうして古くから親しまれてきたマラソンですが、健康志向の向上によりこれからもますます競技人口が増えていくことでしょう。

これを機に健康のためにもマラソンを初めてみてはいかがでしょうか。

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