朝食として食べたり、映画館やイベントなどでも売られているホットドッグ。基本的にはパンにレタスとソーセージを挟んでマスタードやケチャップをかけますが、アレンジは無限にあるので、飽きがきませんよね。
ところでホットドッグの起源や由来はご存知ですか?そして一体どういう意味なのでしょうか。なんとなく英語であることはわかりますが、そのまま略してしまうと「あったかい犬」となってしまい、意味がよくわかりません。
もちろんホットドッグに犬の肉は使われていません。では一体なぜドッグ(犬)なのでしょうか。実はホットドッグと犬には意外な関係性があるんです。
ホットドッグの由来と起源
ホットドッグはダックスフント?
ホットドッグに犬の肉は使われていませんが、なぜドッグと呼ばれるのかというと、ソーセージの細長い形がダックスフントに似ていたからだといわれています。
ダックスフントといえば、鼻が長くて胴長短足の小型犬です。日本でもペットとして高い人気を博していますね。
ホットドッグに使われるソーセージは主にフランクフルトです。そもそもホットドッグと呼ばれるようになるまでは、ホットドッグはフランクフルターと呼ばれていました。
ホットドッグが生まれた文化背景
ホットドッグはアメリカで生まれましたが、フランクフルトはドイツで生まれたものであり、ドイツ人がアメリカに移住し、フランクフルターを持ち込んだことがホットドッグの始まりであると言われています。
現代に広まっているハンバーグの原型ができた国でもあるドイツはお肉を使って調理する事が得意な国なのかもしれませんね。
ハンバーグの起源。母国はどこ?名前がハンバーグというのはなぜか。
フランクフルターがアメリカに持ち込まれた当初、フランクフルトは「ダックスフントソーセージ」と呼ばれていました。細長いという見た目が似ているだけでなく、ダックスフントがドイツ原産の犬であることも、そう呼ばれるようになったことに影響しているのでしょう。
ソーセージのことを「ダックスフントソーセージ」というように、ダックスフントのことを「ソーセージドッグ」ということもあるそうです。
ホットドッグ起源の決定打は漫画
こうしてドイツから伝わったフランクフルターはアメリカの球場で「レッド・ホット・ダックスフント・ソーセージ」として売られるようになりました。
ハンバーガーより崩れにくく、屋外で食べるのに向いているからでしょうか??
日本にも球場に売り子が歩いていますが、アメリカでは「レッド・ホット・ダックスフント・ソーセージはいかがですか?」と売り子が売り歩いていました。
そしてこの様子を見て、とあるスポーツ漫画家が「ホットドッグはいかが!」という漫画を描きこれが人々に大いにうけたことでホットドッグと呼ばれるようになりました。
なんでも、ダックスフントのスペルがわからないことと、この商品名が長すぎることからホットドッグという名前を思いついたそうです。
ホットドッグ発祥起源、由来まとめ
- ソーセージの細長い形がダックスフントに似ていたから
- ホットドッグと呼ばれるまでは、フランクフルターと呼ばれていた
- ドイツ人がアメリカに移住し、フランクフルターを持ち込んだ
- アメリカ持ち込み直後、フランクフルトは「ダックスフントソーセージ」と呼ばれていた
- アメリカの球場で「レッド・ホット・ダックスフント・ソーセージ」として売られる
- とある漫画家が「ホットドッグはいかが!」という漫画を描き大ヒットしホットドッグの名が普及
- ダックスフントのスペルがわからないことと、商品名が長すぎる為、ホットドッグという名前にした
ホットドッグのドッグはダックスフントのことだったのですね。ホットドッグといえばアメリカですが、その起源はドイツにありました。
ホットドッグと呼ばれるようになったきっかけである「ホットドッグはいかが!」という漫画では、パンに挟まれたダックスフントが吠えているという、なんともシュールですが可愛い様子が描かれています。こちらも時間があったら調べてみると面白いかと思いますよ!