誰もが1度は食べた事があるフライドポテト。
その起源はいつどこで?世界格国で呼び名が違う?フライドポテトのカットの種類は?
大人から子供まで、世代や性別を超えて、目の前にあればついつい手を伸ばして食べてしまうフライドポテトの始まりから現在までを簡単にご紹介!
目次
フライドポテトの起源はベルギーだった
17世紀のベルギーでフリッツが食されていた
「フライドポテト」という言葉が英語であることから、ついついイギリスやアメリカがフライドポテトの発祥の地のようなイメージを持ってしまいがちです。
実はフライドポテト発祥の地は、ヨーロッパ最古の国であるベルギーなのです。
ベルギーで誕生した『フリッツ』と呼ばれる料理が、やがて世界に広まり、フライドポテトとなるのです。
このフリッツは、17世紀のころに襲った大寒波の際、川が凍って漁が出来なくなった人々がジャガイモをスティック状にして揚げ、保存食として利用していた物が起源とされています。
ハンバーガーの相方のイメージが強かったのですが実用性のある保存食だったのは意外ですよね!
大寒波を乗り切る保存食のポテトで飢えをしのいだ
フリッツの始まりとなる大寒波が襲った地域は、ベルギー南部ワロン地域の都市ナミュール。
このナミュールの人々が保存食として食べていたフリッツは、やがてベルギー全土に広がり、現在ではパンやライスではなく、フリッツが色々な料理の付け合わせとして浸透するまでになっています。
現在フリッツ専門店が人口の4倍以上ある
ベルギー国民の食卓に欠かせない存在となったフリッツは、産業としても発展を遂げ、現在ではフリッツ店の数は5500店舗までになっています。
2016年9月にファミリーマートが吸収した為、厳密にはファミマの一部なのですが看板がサークルKサンクスであるコンビニ数が日本国内で 3,674店舗(2018年現在)という事でサークルKサンクスよりも多く存在しているんですね。
それも2000店舗程多くです。これは実際すごい店舗数だと思いますよね。
フライドポテトは日本独特の呼び名だった
アメリカではフレンチフライと言う
「フライドポテト」は英語である事から、アメリカでもそのまま通じると思っている人が多いと思います。
実際は、アメリカではフライドポテトとは言わずに『フレンチフライ』と言います。
フランスではポム・フリットと言う
フライドポテト発祥の地であるベルギーはフランス語圏。
というわけで、フランスではオリジナルに近い『ポム・フリット』という名称で広がっています。
このポム・フリットは美食大国フランスらしく、さまざまなソースに付けて食べる食べ方が一般的となっています。
ベルギーではフリッツ
そして、すでに前述したとおり、フライドポテト発祥の地であるベルギーでは『フリット』と呼ばれています。
フライドポテトは和製英語
では、日本で呼ばれている「フライドポテト」という呼び名は何なのでしょうか?
このフライドポテトという言葉は和製英語で、英文法としては間違ってはいないのですが、意味が『揚げたイモ』という意味でしかないので、英語圏ではハッシュドブラウンのような料理と混同して伝わってしまう危険があるのです。
フライドポテトのカットの方法も色々とある
ストレートカットは最も一般的で極細はシューストリング
一口にフライドポテトと言っても、その形状はさまざまです。
最も一般的なのは、細長くまっすぐカットしたストレートカットのフライドポテトですが、
最近ではさらに細くしたシューストリングの物を提供しているお店もあります。
クリンクルカットは波型にカットでジャガイモの味が味わえる
冷凍食品のフライドポテトに多いのが、波型のクリンクルカットの物です。
これはジャガイモの味や風味が味わうことの出来る形状のフライドポテトで、付け合わせとして人気が高いです。
最近多いのがスパイラルカット
レストランなどで出されることが多かったスパイラルカットのフライドポテトも、最近では色々なところでみかけるようになりました。
スパイラル(螺旋)、という名の通り、ポテトがバネの様にねじれた状態で揚げられています。
冷凍食品のフライドポテトにも採用されているので、現在では家庭で手軽にスパイラルカットのフライドポテトを楽しめるようになっています。
ハンバーガーの相方のようなイメージだったフライドポテトですが、出身国はアメリカではなくベルギーというのは意外でしたね。
また、ポテトのカット方法も様々な手法が生まれており、これからもお洒落で美味しいカット方法が生み出されることは間違いありません。つまみ出したら止まらないフライドポテト、色んなカット方法のポテトを食べて味を比べてみるのも楽しいかもしれませんね!