ピアノの音の色ってとても心地よいと思いませんか?筆者は楽器の中ではピアノが一番好きです。(個人的感想)こんな素晴らしい世紀の大発明、ピアノの発祥起源、ご存知ですか?
ちなみに社会人になってからピアノ教室に通い始めて、習い始めて3か月で通っているピアノ教室の発表会に出場した無謀な思い出があります・・・
ちなみに幼稚園児以下の部で出ましたけどね(笑)
結果は・・聞かないでください・・・。さあ早速起源を遡りましょう!(笑)
目次
ピアノの発祥起源と歴史
ピアノの発明者とその原型
さて、そのピアノですが、昔から偉大な作曲者達が使用して作曲を行っていたと思いますが、
いつごろに生まれた楽器なのでしょうか?
ピアノは小学生のころに音楽室で見た方が大半だと思いますが、弦をハンマーで叩くことで音が発生する楽器です。
ものすごく細やかで緻密な造りになっていますよね。
ピアノを現在の原型として最初に発明したのは、バルトロメオ・クリストフォリというイタリア人と言われています。
初めにピアノに近い楽器として、11世紀ごろに台形の形の箱に音が共鳴するように弦を張ったダルシマーという楽器が中近東地域からヨーロッパへ伝えられました。
その後、1500年ごろにチェンバロという楽器がイタリアで発明され、フランスやドイツ、イギリスなどに広まっていきます。
チェンバロとは鍵盤を押すと、細長い棒の先に付いている爪のようなものが弦を弾いて音を出す楽器です。
ピアノ発明のきっかけと年代
現在のピアノの原型を発明したバルトロメオ・クリストフォリはこのチェンバロを演奏するときに、音の強弱がなかなか付けられないことに不満を持っていました。
そこでバルトロメオ・クリストフォリは、色々と試行錯誤をして、弦を爪で弾いて音を出すのではなく、ハンマーのようなものを取り付けて弦を打って音を出す方法を編み出したのです。
弦を弾くより打つ方がより音に強弱が付けられるのは明白です。
こうして1709年に現在のピアノの原型が生み出されたのです。
ピアノの進化、変化の歴史
ピアノの原型の名前は長い
バルトロメオ・クリストフォリが発明したピアノの原型は、「クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ(ピアノもフォルテも出せるチェンバロ)」と呼ばれ、これがのちに略されてピアノと呼ばれるようになるのです。
バルトロメオ・クリストフォリが発明したピアノはその後、様々な人々の創意工夫によってより良い楽器へと改良されていきます。
皆ご存知音が長く伸びるピアノへ
ドイツのオルガン製作家であるゴットフリート・ジルバーマンが、バルトロメオ・クリストフォリのあとを受け継ぎ、さらに音色の良いピアノを作製し、また同じドイツのヨハン・アンドレアス・シュタインが打鍵後にハンマーが弦の振動を止めずに速やかに離れる仕組みであるエスケープメント機構を生み出すことになります。
天才作曲家として知られるモーツァルトはこのヨハン・アンドレアス・シュタインが作り出したピアノにいたく感動し、このピアノを使用して多くの作曲を行ったとも言われています。
その後もピアノは多くの人々が改良に次ぐ改良を重ねていき、19世紀の半ばごろに現在の形へとなったのです。
ピアノの日本伝来とその時代
こうして多くの先人たちの知恵と技術が詰まったピアノが日本へ伝わってきたのは江戸時代だと言われています。
1823年にドイツ人医師のシーボルトが長崎の出島へ持ち込んだのが最初です。
シーボルトが日本へ持ち込んだ日本最古のピアノは現在、山口県萩市の熊谷美術館に保存されていますので機会があれば筆者も見にいきたいです。
シーボルトが持ち込んだピアノはイギリス製のスクエアピアノで音域は5オクターブ半ありました。ちなみに現在主流の88鍵ピアノのオクターブ数は7オクターブと1/4です。
江戸時代の人々が初めてピアノの音色を聞いたときは心地の良い音色に魅了されたのだろうと時を超えて感じてしまいます。
長年にわたり人々に心地よい音を届けてくれるピアノに関して今回は調べてみました。
ピアノはこれから先も多くの人々に優しい音色を届けてくれる素晴らしい楽器だと言い切っても問題ないですよね!