ルーズリーフの意味。後ろ向きに聞こえる語源は非常にシステマチック。

大学生、もしくは高校生くらいになれば皆使った事があるのではないでしょうか。

ルーズリーフ

この言葉の意味、直球で考えるとすごくだらしない空気が漂っていますよね。しかしこのルーズリーフの存在理由にはとても効率的な意味があります。

では早速ルーズリーフの本当の意味、そしてとてもユニークな発想、利用方法を知りましょう。

うまくルーズリーフを活用すれば、あなたの生活を向上させる事ができるかもしれませんよ!

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ルーズの意味を見ればわかる

「ルーズ」にだらしないイメージがついた理由

ピンときた人もいるのではないでしょうか。なぜ日本ではルーズという言葉が「だらしない」事を表現する時に使うのか。ブームは過ぎ去ってしまいましたが

ルーズソックスの存在ですね。あの靴下を見てなぜ「ルーズ」という名がついてるのか、事前知識なく素直に見れば「ピシッとしてない、ダラッとした」外観からでしょう。

そしてそのルーズソックスの中でも極端なホイップクリームみたいな靴下を好んでいた女子達はいわゆる「コギャル」といったやんちゃな女子でした。

そこから世間的にあまりいいイメージは無く、ルーズの言葉を冠した靴下はネガティブな意味を含ませ「だらしない靴下=ルーズソックス」と浸透した事は容易に想像できますね。

ルーズ(loose)の持っている意味

ではここでルーズという単語の持っている意味を一部まとめてみましょう。

  • 解き放たれて
  • 固定されていない
  • 結んでいない
  • ゆるんだ
  • 自由な
  • 束ねていない
  • バラバラの

全く関連性のない文章に使える事が分かります。しかし実態はある意味ポジティブにも捉えられる意味合いもあります。これでルーズソックスがだらしない意味ではなく緩い靴下という意味が本来の意味と言う事も分かりましたね。

そして更にこのリストの中に「ルーズリーフの意味」が隠れている事に容易に気がつかれたと思います。では次に「リーフ」の意味を見ていきましょう。

リーフ(leaf)の持っている意味

  • 茶の葉
  • 一枚(書物の)
  • (折り畳みテーブルの)自在板部分

こちらも全く異なった意味合いを持っている物がある事がわかり、そして「ルーズリーフの意味」があなたの頭の中で完成したのではないでしょうか。

ルーズリーフと鉛筆を持つ女性

ルーズリーフの意味の結論

ルーズリーフ=固定されていない1枚の紙

と言う事です。決して、だらしない葉でもいい加減な葉でもありません。(笑)これでルーズリーフの意味は理解できました。その語源は非常に束縛される事無くフレキシブルに利用する事が出来る紙だったんですね。

しかしここでもう一つ疑問が、バラバラになるのは便利なのでしょうか?固定されていた方が持ち運び中バラける事もありませんよね。ではバラけることを有効に使った最初の事例を見ていきましょう。

ヒントはリーフの意味の一つ「(書物の)1枚」という部分です。

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ルーズリーフ有効活用の発祥

発案者は学生だった

ルーズリーフ自体は1854年にできた物ですが、使い方としては一般的なスケッチブックやノートと同じでした。そういった使われ方の中で、

画期的な使用方法を考案したのが出版社プレンティスホール創始者の

リチャード・プレンティスエッティンガーです。彼はプリンストン大学の租税法学を学び、教授の助手をしていました。そしてリチャードは※教授本を出版すると言う大きなチャンスを与えられます。※教授本とは教授が執筆する専門的な書物といった書籍です。

初版の売れ行きは上々で重刷注文を出版社に依頼しますが、第二版が手元に届く日に、アメリカ合衆国が長年改正されず古くなっていた租税法を改正してしまました。

つまり現実と書籍の内容に不一致が発生している状態です。こんなことが実際にあったら呆然としてしまいますよね・・・(笑)

そこでリチャードはページをバラして穴を空け、リングバインダーに綴じ、改正されたページを取りかえるという手法を選択しました。

これが世界初の加除式書籍となります。この方法を取る事で常に書籍が最新の状態に更新する事が出来るようになりました。

ルーズリーフのその後は

前項の加除式書籍から派生して、ルーズリーフ方式はノートとしてだけではなく他の役目も担うように形態を変えていきます。

つまり、情報を更新し無駄な部分を抜き取る必要がある物に使われていきます。もしこれが出来なかったら、目まぐるしく情報が入れ替わる書類等は膨大な量となり、整理や必要なページを探し出す事も困難だったでしょう。

ではどこで有効活用されているのでしょうか。それは

病院です。

病院とルーズリーフは非常に相性がよく、カルテの差し替えなども非常に効率的ですね。また特定のカテゴリ訳も非常に手返し良く出来て不要部分を廃棄する事で場所を圧迫しません。

こういった使い方を想定すると普段の仕事でも有効に使える場面が見えてきますね。

私がおオススメするルーズリーフ形式使用場面はマニュアルの整備でしょう。どの業種であれ必ず仕事内容のアップデートはありますよね。新しいシステムが導入されたり、既存設備の一部が最新型に変更されたり。

そう言った時に変更点がある一部を差し替えてしまえばOKというわけです。他にも探せば有効利用できる場所はまだまだあります。少し考えれば納得できる利用方法を学生が思いつくとはやはり人間は予想を超えてくる素晴らしい生き物ですね。

この世にはまだまだ発見されていない活用法がある物があるでしょう。それらを発掘して新しい文化が生まれる事は間違いありません。そんな瞬間に立ち会えるかもしれないと思うと今からその時が待ち遠しいですね!

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