みんなが大好き大型連休(笑)
筆者は業務の関係上、大型連休は存在していない為、連休の旨味を知りません(笑)
でもポジティブに捉えたら、大型連休明けの出勤が億劫になる感覚とは無縁ですね!!
さて、大型連休と言えばぱっと思い浮かぶのは、ゴールデンウィークですよね。
それ以外は何でしょうか?そうです。
シルバーウィークというものがありますね。
何時頃から生まれたのか、筆者自身よく覚えていなかったので改めて由来を追ってみました。
目次
そもそもシルバーウィークってなに?
シルバーウィークは一度忘れられた
日本の秋にある大型連休のことをシルバーウィークと言います。ゴールデンウィークの対になる連休という意味合いがあります。
1950年代に日本の4月末から5月にかけてある大型連休のゴールデンウィークと共に、文化の日を中心とした休日の期間として一度は名付けられましたが、ゴールデンウイークのように定着はしませんでした。
50年以上たった2009年に初めて制度の改正などにより秋の大型連休が誕生しました。そこで改めて5日間もの秋の大型連休のことをシルバーウィークと呼ぶようになりました。
GWのように毎年ある連休ではない!
ゴールデンウイークは本来国民の祝日が3日間連続している期間で、それに直前直後の休日が合わさり3連休から最大9連休になる人がいます。
- 昭和の日 4月29日
- 憲法記念日 5月3日
- みどりの日 5月4日
- こどもの日 5月5日
上記の国民の祝日は毎年日付が決まっています。これが曜日により土曜日や日曜日とつながったり、さらに祝日法で決められた休日として存在する振替休日が現れることもあります。
振替休日とは国民の祝日が日曜日になってしまった場合に、日曜日をその後の最も近い平日に振り替えてお休みにするという休日です。
つまりその年の曜日次第で連休が増えたりも減ったりもするのです。
日付が定まっていない故の希少性
対してシルバーウィークは国民の祝日がつながっているわけではないので、カレンダーの曜日と日付の並びにより数年に一度発生する大変レアな連休です。
- 敬老の日 9月第三月曜日(2002年までは9月15日)
- 秋分の日 国立天文台の観測により決まるため未定
秋分の日とは昼と夜の長さがほぼ同じの日を天文観測により選定した休日です。大体は9月22日から23日のいずれかになっています。
また仏教の教えに春と秋にある彼岸(ひがん)という期間に仏様を供養することで極楽浄土へ行けるといわれています。お彼岸の期間は春分の日と秋分の日の前後3日間を含む合計7日間です。
このお彼岸の中日である秋分の日は祖先を敬いなくなった人々をしのぶ日といった風習があります。
ある年の連休の構成について
一番最近では2015年の秋にシルバーウィークとして5連休もの大型連休が発生しました。ただし土曜日が仕事の方は連休は1日少なくなります。
2015年9月
19日(土)
20日(日)
21日(月)敬老の日
22日(火)国民の休日
23日(水)秋分の日
このように祝日法により決められている国民の休日という休日が存在します。この休日は祝日と祝日に平日が挟まれた場合によって存在します。現在では敬老の日と秋分の日の間で数年に一度存在するだけです。
ハッピーマンデーとの関連性
ハッピーマンデー制度とは本来は決められている日付がある国民の祝日を、特定の週の月曜日に移すことで3連休を増やす制度です。土曜日と日曜日と合わせて3連休になることで、仕事から離れより自分の時間を長く過ごすことができます。
それにより遠出したりや宿泊する人も増える経済効果も狙った目的があります。2000年から導入され現在では4つの国民の祝日が特定の月曜日に移されました。
- 成人の日 1月15日→1月第2月曜日
- 海の日 7月20日→7月第3月曜日
- 敬老の日 9月15日→9月第3月曜日
- 体育の日 10月10日→10月第2月曜日
この敬老の日の移動により9月の大型連休が発生するチャンスが大幅に増えました。実例として2009年と2015年の2回シルバーウィークが発生しました。
プラチナウィークと言われる事もある
出現頻度的にプラチナ扱いで違和感がない
ゴールデンウィークが毎年訪れるのに対して、シルバーウィークは数年に一度だけです。その希少性から希少価値の高いプラチナに例えプラチナウィークと言われることがあります。
この最大5連休にもなるシルバーウィークが次はいつ訪れるのか・・・
なんと2026年です。
さらにほとんどの年が3連休にはなるものの2020年までは4連休も訪れません。
祝日法の変更がなければシルバーウィークが訪れる年は2016年、2032年、2037年、2043年、2049年、2054年、2060年と44年間の間にたった7回しかありません。
この希少性だとプラチナウィークと呼びたくなるのもうなずけます。
お年寄りとシルバーウィークは関係なし
日本では高齢者の特徴である白っぽい髪の毛の色をもとに高齢者に対してシルバーという言葉を使っています。高齢者を対象にした商売はシルバービジネス、高齢者を優先としたシートはシルバーシートといいます。
ですがシルバーウィークとはゴールデンウィークと対になって言われるようになったもので、お年寄りをイメージするシルバーとは全く関係ありません。
さらに英語でシルバー(silver)とは、銀貨や銀器といった高級品をイメージする色として使われています。
如何だったでしょうか。シルバーウィークという名称ですが、非常に希少性の高い連休という意味で、私的には「プラチナウィーク」の方が印象に残り、ふさわしいように感じました。
今の仕事をしている以上、何連休が来ても恐らく連休は無いのでしょうが!(笑)とはいっても今の仕事に就けている事、お給料を頂戴できることには感謝しないといけませんね。(笑)
連休がある方は、連休がある事に感謝して思いっきり余暇を楽しんでいただけたらなと思います。昔なら予算的に難しく、航空機を使った国内、海外旅行を諦めていた方も多かったかもしれませんが、今は格安航空券などが出現し連休を謳歌できるいい時代になりましたね!
格安航空券は何故安いのか?それは話し出すと様々な要素が絡み合うのですが、「機内食有料注文システム」をとったり「使用機種の統一」でメンテナンス人員を仕様の異なる各機体ごとに雇うムダな人件費を削ったり、
機内の座席数を増やして乗客を多く乗せて、1回あたりのフライトコストを大勢の人でカバーして一人あたりの金銭負担を減らす、などと数多くの努力がなされています。
整備もしっかりされており、努力の積み重ねによって実現した格安旅行プランを組んで連休を思いっきり楽しむのもいいかもしれませんね!