ハッキングの起源。みなさんハッカーの使い方間違ってませんか。

今の時代、何かしらの自分専用端末を持つ事が当たり前となってきました。そしてそれは言い換えれば「危険へ歩み寄る」ということです。

自分専用であるがため、漏洩すれば大変な情報がたくさん詰まっていますよね。端末の普及速度は急加速していますが情報を守る技術は個人個人が持てるわけではありません。

その為、あなたが知らない電子の世界では代わりに知識や技術を磨いている人がいます。そんな電子の世界「ハッキング」の起源を覗いてみましょう。

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ハッキング本来の意味

ハッカー

まず多くの人がハッキング、ハッカーへの勘違いをしていると思われます。ハッキングとは

コンピュータを熟知した深い技術を持った者が行うエンジニアリング的行為

の事です。断じて違法にコンピュータに侵入し、サイバー攻撃を仕掛ける人とは違います。そしてそういった専門知識でソフトウェア速度を向上させたり、コンピュータ処理速度を上げるハイレベルな技術者を、敬意をこめて「ハッカー」と呼びました。

犯罪者ハッカー

見出しではハッカーという言葉を使いましたが厳密に言うと悪意のあるコンピュータの改竄や侵入の事は「クライム・ハッキング」または「クラッキング」といい、そう言った行為をする犯罪者は「クラッカー」と呼ぶのが正しいです。

深い知識を持って正しくコンピュータの能力を最大化するハッカー達からすれば、一緒くたにされるのは非常に残念な気持ちになる事かもしれません。

世界最初のハッキング

世界で一番最初のハッキングは非常に価値のある物でした。そしてこの精神は現代でも生きています。

パソコンモニターに映るセキュリティロックマーク

1903年の無線機公開実験

グリエル・マルコーニという物理学者が1900年代初頭に無線機を開発しました。そしてその無線機の公開実験をロンドンで実施しました。その実験の時にマルコーニがテストメッセージを受信する前に外部からのマルコーニを笑いものにするメッセージが受信されたんです。

つまり、電波をジャックして通信に割り込んだという事です。このハッキングはイギリス人発明家のジョン・ネビル・マスケリンの手で行われました。

マルコーニの無線通信技術を恐れたイギリスの通信会社「Eastern Telegraph」はマルコーニを雇い、無線機を開発させて通信周波数が分からない状態でも電波を受信できる装置を開発させました。

そしてその装置を持ってして通信に割り込み、タイムズに声明を発表しています。その声明内容は「公開実験の場でハッキングする事でセキュリティの弱さを証明した」との事。

確かに論より証拠です。セキュリティ面が弱い状態で無線機が使用され始めたら国家機密でさえダダ漏れになると言う事。このハッキングは必要悪だったと言えるのではないでしょうか。

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明確な最古のクラッキング

1960年にマサチューセッツでハッキングが行われた記録は有るようですが明確な悪意はないため、「クラッキング」とは言えません。

世界で最も古いクラッキングの歴史は1983年ミルウォーキー州の10代の少年6人が数10台に及ぶコンピュータに侵入し、FBIまでもが出てくる事件へと発展しました。

病院や銀行のコンピュータに侵入し保護観察処分を受ける事となります。そしてマスコミがこの事件を大々的に報道した事で世間に「ハッキング」という言葉を広める機会となりました。

また1983年にはWarGamesという映画でハッキングを表現しており、この影響を少年達は少なからず受けたのではないかと思います。

セキュリティはいつでも不安定

電子の世界は急速に発展しています。次から次へと新しい技術が発見され、応用されている世の中に絶対の安心は有りません。

世界最大規模のクラッキングではクレジットカード情報を1億7千万件近く入手した事件が2008年に起こっています。犯人の名はアルバート・ゴンザレス。

本当に最近、といった年代ですよね。そしてこのセキュイティの問題はコンピュータが進化する限りついて回ります。

貴方がすぐに身につける事が出来るセキュリティスキルは「警戒心」という誰もが身につける事ができるものです。

不用意に端末中にパスワードのメモを残したり、してしまいがちかもしれませんが何時クラッカーはそれを狙ってくるか分かりません。

こんな時代だからこそ手書きのメモを家のある一定の場所に置いておくなどアナログゆえに侵入不可能な手法も見直すべきなのかもしれませんね。

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