年越しそばの起源。食べるタイミングの正解はこれ!

どうも。意図の糸管理者めいぽーです。

今年もあっという間に過ぎ去って行き、年末にどんどん意識が持って行かれますね!おせち料理、お年玉にお雑煮、福袋や初詣!色んな楽しみが沢山待っていますね!

その年始に向かう風習で「年越しそば」がありますよね。あの年越しそば、こんなに根付くのだから起源、由来があるはずです。

正式には夕食に食べるのか?年を越しながら食べるのか?そもそもなぜ食べる風習が出来たのか。

起源や由来を深く知り、イベントを心から味わいましょう!

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年越しそばをなぜ食べるのか。

純粋な疑問を持たれる方も多いと思います。

「年越しそばってなぜ食べるのか。」

年越しそばを食べる習慣は江戸時代に定着したと言われていますが、食べ始めた由来は諸説様々です。意味合いが似てる物からちょっと風変わりな物まで沢山あるんですね。

みなさんが一度は聞いた事がある説から深掘りしていきましょう!

一家で行進

長寿延命を願って食べた

そばはその見た目の通り、長い食べ物です。この事から、「細くとも長く、健康に生きられますように」と来る年を迎え入れていたという説です。

みなさんも一度は聞いた事がある説なのではないでしょうか。細くてもいいと言う所が、日本人特有の素晴らしい気質「慎ましやかさ」が出ていて暖かさを感じる説ですね。

一年の苦労を切り捨て翌年を迎える

そばは細く切れやすい食べ物です。そこから取って、一年であった嫌な事を切り払って翌年を進んで行こうとしたと言われています。

また借金と縁を切り来年に持ち越す様な事がないよう願いを込めて食べられたと言われています。

今も昔も嫌な事は早く忘れて前を向いて進みましょうというスタンスだったのかもしれませんね。

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植物のそばの様に強く健やかに願いを込めて

これは加工されて食品となる前のそばを元に縁起を担いだ説ですね。

そばという植物は風雨にさらされ過酷な環境下に置かれても、陽が差せばすぐに起き上がり元気を取り戻す強い植物なんです。

そこから取ってそばのように健康で強く過ごせますようにと願い、年の瀬にそばを食べて過ごしたんですね。

大切な人たちが健康に過ごせるよう、みんなでそばをすすって年末を過ごしたのかもしれません。

助け合いの心から始まった運気上昇

鎌倉時代、博多の承天寺では年の瀬を越せない町人に蕎麦餅を振る舞い多くの人々を助けたと言われています。

これは「世直し蕎麦」として伝わっています。そしてその蕎麦餅をいただいた皆の運気が、翌年に上昇したという言い伝えから、大晦日にそばを食べるようになったという説です。

困っている人に手を差し伸べたい心から取った行動で皆が幸せに。とても素敵な説ですね!

そば粉で金運アップ!?少し変った由来も

ほほ笑む大黒天様

これはこれで凄く人間的な縁起担ぎなのかもしれません。(笑)
金銀細工師が工場に散った金属片を集める際に、そば粉を練った物を粘着剤とし、金粉を集めていたという言い伝えがあります。

現代の粘着テープのコロコロでゴミを取るような感覚でしょうか?この説で取っているのは金粉銀粉となんとも羨ましい物ですが(笑)

そしてそのそば粉の玉を水を張ったタライにつける事でそば粉が溶けてタライの底には金銀が溜まる、と。

もうお分かりですね。はい、この事から蕎麦は「金を集めて貯める物」として縁起物だとされていたんです。現代の風水的に言うと財布に黄色い紙を入れる感じなのでしょうか。

これはこれで、とてもとても人間的で私個人としては好きな諸説です(笑)

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更にリアリティのある労いの背景

昔の言葉で三十日(晦日、みそか)という言葉があります。これは「月末」の事を指しているのですが、月末と言えば会社員の方で関わっている方も多くいる事があります。

【月次処理】ですね。何ともうんざりする響きではありますが(好きな方がいたらゴメンなさい!)晦日とは江戸中期の商家にとっては売掛の回収や在庫棚卸など、

現代にも立派に引き継がれているように従業員総出でてんやわんやとなっていたようです。

そして夜遅くまで月末の締め業務に取り組み、業務が無事終わった際に主がみんなに蕎麦を御馳走し労っていたとされています。これを晦日蕎麦(みそかそば)といい、年越しそばの原型となったと言われています。

文化が大衆に根付く際、一番大事な所だけをピックアップして風習化する傾向があります。この事からも、晦日の中でも最も大事な年度末、現代で言う決算(会社の決算月にもよりますね)の時期に食べるそばが大衆文化に浸透して根付いた可能性があります。

因みになぜ蕎麦なのか?というとここもリアリティのあるお話ですが、蕎麦は出前が取り易かった事、加えて値段が安く多くの人に振舞っても経費を抑えられる事。

なんてリアリティのある話でしょうか(笑)

確かに私が主として振舞う際、毎月末に大盤振る舞いを続けるのは流石に懐事情を気にしてしまいますからね・・・(汗)

年越しそばを食べる時間はいつなのか

食べる正しい時間はあるのか、というと正解はありません。

どれだけ調べても食べる時間帯に言及した資料は見つかりませんでした。ここから私の推察となりますが、年越しそばの由来、起源から考えると基本的に

【来る年への願いを込めて】、【今年という年度の手じまい】といった意味を持たせている由来が多い事がわかります。

また、商家の主が振舞ったそばもタイミングとしては夕飯として提供しているであろうことから

用事が全て終わってから以降の12月31日中に食べる。

という事が年越しそばの由来や起源に最も適している結論なのではないでしょうか。

まとめ

年越しそばの由来や起源に関する情報は諸説多く、どれも納得のいくものばかりでしたね。

つまり、どの意味が正しい!と解を一つに決めず、

「こんな意味やあんな意味もあるみたい。」

と柔軟に捉えるのがもっとも正解なのかもしれません。ただ、食べる時間帯に関しては年越しそばに込められた由来、意味から察するに「大晦日中に食べる」のが自然な流れのように感じます。

年を跨ぎながら食べていると去年の災難を持ち越しする

「持ち越しそば」

となってしまうかもしれませんよ?(笑)しかしながら東北地方の一部では小正月前日(1月14日)にそばを食べる所もあり、各土地に根付いた食べ方で、皆で気持ちよく新年を迎える事が何よりも大切なのかもしれませんね。

除夜の鐘をつくお坊さん

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